structure design

いわゆる建物の構造・強度にかかわる部分の計画です。

構造強度に関する最低基準は、建築基準法という法律で決められています。 ですが、これはあくまで最低基準であって個々の建物のかたちや重さ、地盤の強さは考慮されておりません。 実際にこの事例の建物を、建築基準法に示す強度で建築すると仮定して構造計算を行うと、震度6~7の地震では全壊までは至りませんがかなりの部分が崩壊するという結果が算出されます。

特に一般的な住宅に多い『木造2階建』では、建築確認申請の時には構造計算書の提出を必要としませんので、ギリギリの構造計画や構造計画すら行わずに建築されている建物もよく目にします。

とはいえ、構造強度ばかりにとらわれて建物の外観や内観がガチガチになるのもちょっと避けたいですよね。 ここでは、一緒に構造強度を確認しながら、自由なかたちや間取りの追及、また構造体そのものが意匠的にも洗練された design となるようなフレキシブルな計画をしていきます。

 

( ※ 実際の事例の建物は、構造計算によって建築基準法の約2倍の強度を確保しています。)