春分の日

福岡県西方沖地震から今日で16年

 

福岡市が算出している今後の地震被害想定では、ビル及び家屋の全壊が約4,523棟、それに対し九州大学が算出した全壊数はおよそその6倍近くにも及ぶとされています。

あらゆる建物の耐震診断を実施してきた調査請負人の一人としては「それ(九州大学)以上なのでは?」と想定している次第です。

 

前回ブログでもお話ししました「福岡市の耐震化率」の信憑性・・・

もし平成12年までの建築物が必要な耐震性能を備えていなかったとしたら、木造住宅の耐震化率は55%程度に止まることになります。これは福岡市が発表している木造住宅の耐震化率69.6%より14.6%も低い数値であり、この14.6%を棟数で表すとおよそ22,000棟という計算になります。

もちろん平成27年のデータを基に単純計算しているだけなので何とも言えませんが、福岡市内に現存する昭和57年~平成12年までに建てられた建物全てが、16年前に発生した福岡県西方沖地震を経験し何かしらの影響を受けたまま今もなお何食わぬ顔で鎮座し続けているという事だけは確かなのかなあと思っております。

 

これからしばらくは春分の日も20日が主、時々21日となるようで・・・なんだかなあ

ところでこの魚、誰か分かる人いますか?